株式会社学情は、企業・団体の人事担当者を対象に、「30代キャリア採用」に関するインターネットアンケートを実施。30代の中途入社者に期待する役割は、「即戦力となるプレイヤー」を挙げる回答が9割に上り、ほとんどの企業が即戦力プレイヤーを求めていることが分かる。
「20代にはない経験やスキルを発揮して組織を牽引してほしい」「プレイヤーから始めて本領を発揮してほしい」といった声が上がる中、「まずはプレイヤーとして、その後は本人の適性等も見ながらマネジメントも見据えて期待」「次の世代の管理職候補として、他社(業界)での経験を活かしてほしい」など、将来の幹部候補として期待を寄せる声も多くあった。
30代キャリア採用の書類選考で見ているポイントは「経験してきた業務内容」、面接で見るポイントは「人柄・社風との相性」がそれぞれ最多となった。
【TOPICS】
(1)30代の中途入社者に期待する役割は「即戦力となるプレイヤー」が9割
(2)選考書類で見るポイントは「経験してきた業務内容」「経験した業種・職種」の順で多く、経験重視
(3)面接で見ているポイントは「人柄・社風との相性」「コミュニケーションスキル」の順で多く、人柄重視
【調査の背景】
キャリア採用(経験者採用)の拡大に伴い、30代を対象にした採用を強化する企業が増加。「30代の中途入社者に期待する役割」と、選考で見ているポイントについて調査した。
(1)30代の中途入社者に期待する役割
30代の中途入社者に期待する役割は「即戦力となるプレイヤー」が9割に上った。

30代の中途入社者に期待する役割(複数回答可)を尋ねたところ、「即戦力となるプレイヤー」が他を引き離して90.2%に上り、ほとんどの企業が即戦力のプレイヤーを求めていることが分かった。次いで「チームのマネジメント補佐」47.0%が続いた。「20代にはない経験やスキルを発揮して組織を牽引してほしい」「まずはプレイヤーから始めて本領を発揮してほしい」「自身の成績に加え後輩にも良い影響を与えてほしい」などの声が上がった。
ただ、「まずはプレイヤーとして、その後は本人の適性等も見ながらマネジメントも見据えて期待」「次の世代の管理職候補として、他社(業界)での経験を活かしてほしい」「即戦力人材として30代前半には早期活躍プレイヤー~チームリーダー、30代後半はそれに加え部署マネジメント補佐を担ってほしい」など、将来の幹部候補としての期待も高く、「経験を活かしてチームを支え、組織に新たな視点や価値をもたらすことを期待。プレイヤーとしての実行力に加え、マネジメントや若手育成、業務改善への貢献など、多面的な役割を担ってほしい」といった声もあった。
(2)選考書類で見ているポイント
選考書類で見ているポイントは「経験してきた業務内容」「経験した業種・職種」の順で多く、経験重視。

30代のキャリア採用において選考書類で見ているポイント(複数回答可)は、「経験してきた業務内容」が87.1%で最多。次いで「経験した職種・業種」73.4%、「転職回数」68.0%、「転職理由」66.9%、「仕事に対する姿勢や考え方」61.0%が続いた。書類選考では、経験の確認に重きを置いていることが分かる。
(3)面接で見ているポイント
面接で見ているポイントは「人柄・社風との相性」「コミュニケーションスキル」の順で多く、人柄重視。

30代のキャリア採用の面接で見ているポイント(複数回答可)は、「人柄・社風との相性」が78.0%で最多。次いで「コミュニケーションスキル」76.2%、「経験してきた業務内容」70.8%、「仕事に対する姿勢や考え方」68.7%、「転職理由」63.0%が続いた。面接では、人柄やカルチャーフィットを重視していることが分かる。
■調査概要
・調査期間:2025年10月10日~2025年10月22日
・調査機関:株式会社学情
・調査対象:企業・団体の人事担当者
・有効回答数:387件
・調査方法:Web上でのアンケート調査
※各項目の数値は小数点第二位を四捨五入し小数点第一位までを表記しているため、択一式回答の合計が100.0%にならない場合がある。
出典:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001469.000013485.html




