リソースとは|意味や定義、企業経営における種類を基礎解説 ノウハウ

リソースとは|意味や定義、企業経営における種類を基礎解説

【すぐ分かる】ビジネス用語として「リソース」について解説します。5分で読めますよ。

リソースとは

  リソース(resource)「資源」「供給源」「財源」を示す言葉

ビジネスシーンでは、企業を運営するために欠かせない、人材・モノ・資金・時間などの「経営資源」を総称して使用されることが多いです。また、IT分野ではハードウェアとソフトウェアの総称・CPUの処理速度・メモリー容量といった「計算資源」のことをリソースと呼びます。

用語の使用例として、「リソースが足りない」と言えば、
企業活動の元となる物資や資金、余裕がないことを示します。

類義語「アセット」との違い

アセットとは、日本語で「資産」を意味する言葉。「資源」であるリソースは‟燃料”のようなもので、産業や事業に活かすことではじめて価値を生み出します。一方、アセットは特許やノウハウなど、すでに価値のあるものを指す言葉です。
また、使用の度に消費されるリソースと異なり、消費されにくいものがアセットの特徴とも言えます。ただ近年では、人材を資源ではなく資産と捉えて「ヒューマン・アセット」と呼ぶ企業も増えています

類義語「アセット」との違い

6種類の経営リソース

企業が経営活動を行うために必要なリソースを「経営リソース(経営資源)」と言います。これには6種類あり、「ヒト・モノ・カネ」といった目に見える有形財産と、「情報・時間・知的財産」という目に見えにくい無形財産があります。企業活動を有利に進めるためには、6種類の‟資源”をいかに有効活用するかが重要です。

  1. 「ヒト」
    ヒト=人材は最も重要な経営資源と言われます。ヒューマン・リソース・マネジメント(Human Resource Management:HRM)とは、「人的資源管理」のこと。人材を会社の資産や資源と捉え、最大限に活かせるように条件を整えることを指します。少子高齢化で労働人口の不足が問題視されている近年では特に、ヒトの活用を考えた働き方や人事評価制度が重要になっています。
  2. 「モノ」
    企業活動に必要な設備(工場・倉庫など)、備品等を意味します。ヒトと合わせてモノのリソースの豊富さや効率性が企業利益に関係します。
  3. 「カネ」
    言わずもがな、経営資金のことです。商品製造にかかるコスト、従業員の賃金・人材育成や採用にかかるコスト、設備投資など。企業が生産性を高めるには、カネのリソースの戦略的投資が重要です。
  4. 「情報」
    企業が独自に所有するノウハウや技術、顧客データのこと。企業情報(企業イメージ・信用)も情報リソースに当てはまります。ヒトやモノとは異なり、目には見えませんが企業活動に重要な影響を及ぼすリソースです。
  5. 「時間」
    経営活動に関連するあらゆる時間を指します。意思決定の時間、サービス提供にかかる時間など、有限である時間をいかに効率的に活用し生産性を高めていくかが企業には求められます。
  6. 「知的財産」
    特許、ブランドのほかに、人材が有するネットワークなど企業の競争力を支える資源を指します。

これらの経営資源を組み合わせ有効に活用することで、企業は利益を向上させることができます。

リソース管理の重要性

企業を経営していくうえで、リソース管理は欠かせません。限りあるリソースをどれくらい何に使うか、リソースの残量はどのくらいかを把握しておく必要があります。適切なリソース管理こそ、企業の持続的な成長と中長期的な企業価値向上につながるカギと言えるでしょう。

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